UKHU Travel

標高5000㍍に見るアンデスのポテンシャル。

アンデスを歩く①

クスコ州最高峰アウサンガテ(標高6385㍍)の周りにある幾つかの湖を周るトレイルのルートがツアーになったのがコロナの少し前。

2年越しの願いが叶って先日行ってきた。

アウサンガテの麓の村パクチャンタまで車を走らせること約3時間。
標高4100㍍の地点からトレイルはスタート。
緩やかなアップダウンを繰り返しながら進むと目の前のアウサンガテがどんどん目の前に迫ってくる。
僕ら以外に誰もいない。
ただ雪解け水が流れる水の音と、吹き降りて来る風の音だけを聞きながらひたすら歩くと最初の湖に到着。
少し雲に覆われたアウサンガテには大声を出すのも憚られるような圧倒的な威厳があって。
「アウサンガテの全景が今日は見れる？」と馬を引いた地元の若者に聞くと、「そりゃ神様に捧げものをしなきゃ」と。
昔から霊峰と呼ばれたこの山の足元に座ってみると、そりゃこれ見たら我々を超越する何かの存在を信じたくなるよな、と思いに耽る。

マイペースで歩いて5時間、約14km。
アンデスの静寂と大自然を満喫できたトレイルでした。

順路の逆ルートを歩いた関係で昼ご飯はナッツのみ。腹ペコで村に戻って、10ソルのマスのフライを平らげるた後は村の温泉に。
ペルーの温泉で間違いなくダントツ一位の温泉に浸かりながら夕陽を浴びるアウサンガテを見納める。

最高の1日でした。

あ、温泉から上がった後は、ビールを我慢して頑張って運転して深夜帰宅しました。
ここを入れた色んなツアープランが浮かんでくる😏

今月に入ってからペルー国内の各都市で相次ぐストライキと暴動、略奪によりこれまで4名が死亡。

カトリックを国教とするペルーでは今週はキリストの死が関係する大事な聖週間。その聖週間が終わった後の18，19日から48時間のペルー国内一斉の大規模なストライキが計画されています。クスコ州もこのストライキに参加することを公に宣言しました。

ストライキの主な理由は物価とプロパンガス、ガソリンなどの生活費の急激な高騰。
ペルー国内では交通機関が停止したり、デモ隊が暴徒化して略奪や暴動を働くケースも考えられます。18，19日の両日、ペルー国内を旅行されている方は旅程を変更、あるいはキャンセルする必要があるかもしれません。

信頼できる最新の情報を収集されることをお勧めします。

（お知らせ）
2022年のインティライミの開催決定。

南米三大祭りの一つでもあるインティ・ライミが、2年のお休みを経て開催決定。
2020年は中止、2021年は無観客（テレビ中継のみ）、そして2022年は座席数100％の観客を入れて開催されることが決定。

インティ・ライミに合わせて6月はクスコがお祭り一色になります。毎日アルマス広場で披露される民族舞踊を見るだけでも一見の価値あり。
https://tnews.com.pe/inti-raymi-2022-seria-con-aforo-al-100/?fbclid=IwAR1v7wIu5k0r0nNDPzwN7-mbajX5GXSf5mudQmEGJsJ4I15FGPughZb5F00

INTI RAYMI 2022 SERÍA CON AFORO AL 100% | T News Turismo Noticias INTI RAYMI 2022 SERÍA CON AFORO AL 100% Por T News - marzo 29, 2022 Compartir en Facebook Compartir en Twitter Se realizará lanzamiento en Estados Unidos ESCENIFICACIÓN DEL INTI RAYMI SE CELEBRARÍA CON AFORO DEL 100% La escenificación del Inti Raymi o Fiesta del Sol en el parqu...

（お知らせ）
レインボーマウンテン閉鎖

訪問観光客数がマチュピチュに次いで多いレインボーマウンテンが10日以上閉鎖中。
原因はレインボーマウンテンの所有権を主張する家族と付近の村々の対立が原因。未だ解決の見通しは立っていません。

Montaña de siete colores: cierran accesos por disputas para su administración Los problemas se dan debido a que la comunidad de Chillihuani y la familia Condori señalan ser los propietarios de la montaña y cobran 20 soles por el ingreso a este atractivo.

（お知らせ）
ようやくフェイスシールドの着用義務が解除されました。

マチュピチュ行きの列車の乗客全て義務付けられていたフェイスシールドの着用がようやく解除されました。
これによりクスコ・マチュピチュを訪れる観光客はフェイスシールドを用意する必要は無くなりました。
なお、2重マスク（KN95マスクは1重）の着用は依然義務付けられています。
https://tnews.com.pe/mapi-ya-no-piden-protector-facial-en-tren/?fbclid=IwAR1_uoe2GllgmuMq7LpyvyWlzSqWX5757c5rzj4bu0-ts71x8S1-MaThPrQ

MAPI: YA NO PIDEN PROTECTOR FACIAL EN TREN | T News Turismo Noticias MAPI: YA NO PIDEN PROTECTOR FACIAL EN TREN Por T News - marzo 18, 2022 Compartir en Facebook Compartir en Twitter La exigencia se levantó a partir de hoy USO DE PROTECTOR FACIAL EN TREN A MACHUPICCHU YA NO ES OBLIGATORIO Como se recuerda, el pasado martes T News expuso los problema...

Raqaypataのドローン映像が出来上がりました！

アキラ氏、さやかさん、本当にありがとうございます！

【ドローン映像あり】 迫力ある80mの滝と遺跡がセットで楽しめるクスコ・オヤンタイタンボのお勧めスポットをご紹介。遺跡は主要な場所に道がつながっていることから関所のような役割を果たしていたのかもしれません。とにかく立地がすごい！ Raqay／ラカイとはクスコ県のケチュア語で「壁」、Pata／パタは「場所」という意味だそうです。岸壁のある場所というイメージでしょうか。

＜動画リンク＞
https://youtu.be/e1L7fsj4lBw

＜アクセス＞
クスコとオヤンタイタンボ村をつなぐ道の途中からソクマ村方面へ入ります。

＜歩き＞
ソクマ村から滝まで1時間、滝から遺跡まで1時間。

#自然とつながる #ペルーに住む日本人 #ペルー旅行

知られざる遺跡　 #2


今回は新しい訪問地を求めてクスコを出発してオリャンタイタンボ方面へ。

聖なる谷へ向かって延びる谷のさらに奥にあるPerolniyocとRaqaypata.

Socma という村に車を置いて、深い緑に溢れたアンデスの山々を眺めながらゆっくり歩き始める。Perolniyoc(ペロルニヨック)滝まで約1時間。
この滝はアンデスの雪解け水が高さ30mの場所から優しく下りてくる、という感じ。

滝を見上げながらお弁当を食べた後、滝の真上にあるRaqaypata遺跡へ向けて再び歩き始める。
約1時間ちょっとで遺跡に到着。

滝の真上の絶壁に今も残る遺跡がRaqaypata(ラカイパタ)
今でも修復されたであろう建物が幾つも残る。

目の前の谷に続くトウモロコシ畑を見下ろしながら遺跡に腰を下ろすと、このRaqaypataから続く道が幾つか見えてくる。地図をみたらどうやらオリャンタイタンボまで続いてるみたい。

僕たち以外には誰もいない。
遺跡を独り占めできる贅沢に浸りながら寝っ転がって少し休んだ後、ゆっくり下山する。

途中お弁当を食べて、道中ゆっくり写真を撮って、遺跡てちょっと昼寝して往復5時間ちょっと。

気持ち良い山歩きビギナーコースでした。

でも2年間仕事してない身体にはハードだったのか、翌日は筋肉痛でした😣

今回の遺跡訪問は、ペルー北部にあるトレッキングのメッカ、ワラスからクスコを訪問中の井上晶さんとサヤカさんと一緒に。
2人ともありがとうございました！

21日早朝に起きた土砂災害により運休していたマチュピチュ行きの列車は、28日から特別な運行ダイヤで再開する。
災害後、マチュピチュ役場、ペルーレイル、マチュピチュ住民総出で土砂の除去、清掃に当たってきた。

（緊急）マチュピチュで土砂災害

マチュピチュ村の横を流れるAlcamayo川が増水し土石流がふもとのマチュピチュ村の一部に流れ込む。
Alcomoayo川とUrubamba川の交わる付近に建つ5つ星ホテルInkaterra,線路沿いに建つCasa Andinaホテル等も被害を被った模様。

ニュースによると現在正確な被害の規模を調査中とのこと。

知られざる遺跡 #1


アンデスの雨季に、緑に囲まれたインカの遺跡を訪れる。

巷ではオミクロン株の感染が増え続けていますが、我が家は人の居ない場所を探してオリャンタイタンボよりさらに奥へ。

オリャンタイタンボから車で15分、そこから約2時間登った場所にPumamarca遺跡があります。
プレインカとインカ時代の石組が今でも静かに残っています。

昨晩の雨が標高の高い山々には雪となって積もり、雨季の雨をしっかり浴びて高山植物は生き生きと花を咲かせる。

訪問客はボクらだけ。
久しぶりにマスクを外す。
目一杯アンデスの薄い酸素を肺に取り込む。

ゆっくり1時間半ほど歩くとようやく遺跡入り口付近に到着。はっきりした入り口もルート表示もない。

20分ほどけもの道を歩くとようやく遺跡のあるエリアへ。
荷物を下ろし、一息入れようと腰を下ろすと、遺跡の警備をしてるエミリオが、よく来たねと迎えてくれた。途中の小川で洗って冷やしてきたバナナをエミリオと一緒に食べながら、Pumamarcaにまつわる話をしてもらう。

Pumamarcaにまつわる昔からの言い伝えから、1900年代のこのあたりの地主と小作人の話し、Pumamarcaから見渡せる山々の話、1990年にPumamarcaの発掘調査に来たgringaの話し、などなど、オリャンタイタンボ出身のエミリオの話は止まらない。そして面白い。

エミリオの話を聞いた後に遺跡をゆっくり周っているうちに小雨が降り始める。

天候が崩れる前にエミリオに教えてもらった下山の近道のルートを通って車まで。

あっという間の半日の山歩き、アンデスの美しさと、アンデスに住む人々の歴史に思いを馳せる1日でした。